私という人間 私の過去1/3 ~高校生まで

 初めまして。私は平穏な兎と申します。ブログを書いている人間の背景が分かるとそのブログを読んでいてすっと心に入っていく。そんな気が致しませんでしょうか。素性もどんな人なのかその輪郭もつかめない方の文字ですとどうしても読んでいて落ち着かない。私はそういう人間なのです。ですので恐縮ですがまず先に自己紹介をさせて下さい。

 

平穏な兎の経歴

小学生まで

 とにかく元気で人間が大好きでいつも友達と遊んでいました。幸い小学校に悪い子はいなかったのでこの頃は純粋という言葉がそのままあてはまる子供でした。

 

中学生~高校生まで

 私は親の英才教育もあり世間でいう所謂上位中高一貫私立校に入学できました。しかしこの中学1年生の時に初めて人間の汚さ、悪、愚かさを知ります。私の学校は上位校にも関わらずいじめが盛んに行われていました。純粋に育った私はこの入学段階ですっかり打ちのめされてしまったのです。自分が大好きだった綺麗な人間がここまで悪くなれるなんてと子供ながらに嘆き悲しんだ記憶がございます。自分がどうやったらいじめられないか。それだけを考え生きていました。その試行錯誤の結果が道化でした。やりたくもない事でも皆を、いじめっ子達を笑わせて気に入ってもらう。それが小さな私が考えた世渡りでした。これが中学の時までは上手くいき、いじめの対象にはなりませんでした。

 

 しかし高校にあがり私は壊れてしまいました。つまり道化。これは自分でない自分を演じなくてはなりません。やれと言われいじめられっ子にちょっかいをかけた事も多々ありました。今から思うとその度に私は壊れていったのだと確信しております。今から昔の私を評価するなら汚いやつでした。しかし自分が助かるにはこれしかないと必死で他者への配慮などする余裕はありませんでした。その結果元々の私の性格と正反対の自分を演じる他なくなりとうとう心は限界に来たのです。

 

 高校1年生の時初めて学校をサボりました。仮病です。それまでそんな悪いこと出来ない、なんて思っていたのが疲れてしまったんですね。するとどうでしょう。周りに気を使わず道化を演じる必要もなく本当の自分で1日を過ごせるんです。私は学校に行かない解放感に浸る為に度々仮病で休むようになりました。

 

 しかし学校という社会はそれを見過ごしません。私はたくさん休む奴というレッテルからいじめの対象になりました。どんな内容かは記載致しませんがまあ一般的に考えられるイジメは受けました。この頃から自殺というものを考え始めました。自殺を図り失敗したのもこの時です。そして人間の生きる意味、それらを考える為に学校の中で唯一の私の安息地であった図書館にこもるようになり必死で私は哲学書や他人の人生を描くエッセイを毎日毎日漁ったものです。私がこんな状況でも学校に行き続ける事が出来たのは親に心配かけさせない為と図書館の本があったからです。本を読んでいる間だけは本当の自分でいられたし心も安定しました。そして高校2年生の時、私はある本に出会いました。その本のタイトル、著者は又別の機会にご紹介致します。その本の内容はざっくり説明するなら「綺麗な君、臆病な君、優しい君。それが許されない世界ならいっそ誰よりも悪くなってしまえ。君は今までその優しさのせいで苦しんできたんだ。なら優しさを捨てて誰よりもいっそ極悪になってみなさい。」というものです。この本は毒薬です。読み手によっては犯罪者を生み出しかねない。このような本の中では危険視されているものでした。ですが当時の私にはしっくりきたのです。私はこのすがる気持ちで本の通りに次の日から行動しました。最初は今までポイ捨てしたこともなかったのにしてみたり等という小さな事から始め、最終的にいじめっ子に対して言われたら逆に悪態をついたり馬鹿にし返したりを徹底致しました。いかにも私立上位校にありそうな事ですが、暴力よりも口やそのカースト制度で仕方なくいじめてる奴が実際ほとんどなんです。そういう奴らからのいじめはなくなりました。

 

 そしてこの頃から同時に洋楽の古いロックにハマるようになりました。この頃特にハマっていたのがGuns N Roses、Motley Crue、Ozzy OsbourneSex Pistolsなんかでした。今までの自分の価値観と全く正反対の生き方を貫く彼らにすっかり心酔したのです。弱い私もこう生きたい。そう思い見よう見まねで外見を似せたりしゃべり方(インタビューの日本語訳版)を真似したりを気がつけば高校3年生になるまで続けていました。私をいじめる人はいなくなっていました。代わりに友達も1人を除き誰もいなくなっていました。唯一昔私のようにいじめを受け洋楽ロックに救われた子が運命的に同級生にいてこの子しか話し相手はいませんでした。その子といた1年が私の中高6年で唯一の青春でした。

ここまでが私の高校生までの人生です。お見苦しい文章、内容で恐縮です。

次回は私の浪人生時代~大学生時代 人生の転機と仲間たちを書かせて頂きます。

 

いつか私のこの教訓が、誰かを救うことを夢見て。

 

平穏な兎より