コロナウイルスにおける外出制限について

お久ぶりです。周りのゴタゴタでなかなかブログ更新ができずにいました。

 

 さて、前回の記事から色々な出来事が私の周りにもありましたが、一番私含め我々人類に影響を及ぼした出来事はやはりコロナウイルスでしょう。国から緊急事態宣言が出され外出自粛を促されましたが皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。「基本は家にいて生活必需品の買い出し以外は絶対外に出ないよ!」という方もいれば「外に出たくはないけど仕事の為に、生きる為に出かけなくてはならないよ。」或いは「マスクしてるし大丈夫だと思い外出している。人間引きこもりっぱなしじゃおかしくなってしまうもの。」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

 今回いつものブログスタイルを捨てて私がこのブログでお伝えしたい事はこの外出自粛を本当の意味です。今さら私なんかがお伝えしても何の意味もないかもしれませんが、それでも書かずにはいられませんでした。もし万が一これを読んで下さった方がいて1人でも心から理解してくれたらと願っております。

 

 この外出自粛。ただ漠然と自粛しなきゃいけないんだと思うだけでは成し遂げられません。なぜなら人間は基本的に社会に属し安心を得る生き物ですので家の中で過ごすだけでは刺激も足りなく、ストレスになります。そのストレスは解消のしようもないので余程の意思がなければ「耐えられない!国はこう言ってるが私は外出する!マスクもしてるし大丈夫でしょ!」となりかねません。2週間という期間が設けられていれば話は別ですが恐らくこの騒ぎはもっともっと長期戦になるでしょう。その時、果たしてあなたは自粛生活を続けられるでしょうか。何かを成し遂げる為には信念が大事です。どんな苦境にいても信念があれば、何の為という目的があればやり遂げる事ができるでしょうし、それがなければ欲や、ストレスに負けて心に流されるままに間違った方向に進んでしまう。そういうものです。その信念、何の為をこれから私が書かせて頂きます。

 

 まず私がこのブログを書こうと思ったきっかけのお話を致しますと、私は地方で宿泊業で努めています。今回の騒動で被害額はとんでもないですが、それ以上にこんな状況でも地方に遊びに来る都会人が多すぎるという事実の方が私の中で問題なのです。今ニュースやSNSでも問題として取り上げられていますが、現場にいる人間としてその危機を心から感じております。地方なら安全だろうとお考えでしょうが、そのお考えが何をもたらしかねないか少しここで考えてみてください。それでは私のコロナウイルスにおける外出自粛についてお伝えしたい事をここから記載させて下さい。

 

 まず都会から地方に逃げてこられる方へ。地方は当然ご高齢の方が多いです。70、80代のお方の比率が多い地方でコロナウイルスが流行ればどうなってしまうでしょう。そして万が一症状が出た場合都会と違い地方は救急車の到着が非常に遅いです。そして受け入れ病院先もなかなか見つからないという事も多々あるのです。当然都会に比べ生存率も下がります。若い方ならまだ大丈夫かもしれませんが、ご高齢の方にとってのコロナウイルスの呼吸困難症状は一分一秒を争う問題と成り得ます。

 

 そしてこれはあなたが行動する上での心がけですが「自分は大丈夫だから。」や「ここは安全だから。」といった自分本位のお考え捨てなくてはなりません。「もし自分が感染していてそれを安全であった地域に運んでしまったら。」という他人への思いを常に持って行動するのです。はっきりここで申し上げます。あなたが無自覚な感染者であったとします。そして外出自粛を破り地方に遊びに来てしまいその地方で感染が広がってしまいました。これはですね、無自覚な殺人であると私は主張せざるを得ないです。あなたは生き残るかも知れませんがあなたが置いて来たウイルスで亡くなる地方民がいる可能性があるのです。もしそんな可能性はほとんどないでしょとお考えならば危険です。あなたが外出自粛していればその地方民は笑顔で家族と生活出来ていたのに全てを壊してしまう可能性があるのです。実際にそういう事は既に起こってしまっているのです。私の住む地域は本当に自然しかないのどかな田舎でしたがつい最近東京からの観光者によって発症者が出てしまいました。いつも笑顔でのんびり過ごしていたこの地方の住民ですがこれにより状況が変わってきてしまいました。持ちこまれたウイルスで亡くなった方のご家族は一体誰にその気持ちをぶつければ良いのでしょう。ナンセンスですが持ち込んだあなたにその怒りはぶつける事になるでしょう。「いや、でも仕方ないじゃん。」では済まないのです。防げた事を防がなかった。その事実が永遠にあなたに付きまとってしまう恐れがあるのです。

 

 色々な事情があり外に出なくてはならない方もいらっしゃるでしょう。しかし今回私が書いた事はどうか心に刻んで頂きたいです。仕事に関連付けて反論されてしまえば私からは何も申し上げる事が出来ませんが、全ては命あってのものだと私は考えておりますし、そうであってほしいと願うばかりです。外出自粛とは自分を守り、他者を救う行為です。今回私はウイルス持ち込みにって持ち込まれた地方民が死んでしまう事を「無自覚な殺人」と書かせて頂きましたが、ここまでの表現でないと私達人間はその重要性を心から理解する事は難しいと思った上でこの表現を選びました。

 

 本当に大変な時期ですが、この苦境かにおいて最も大事な事は己の人間性です。常に己の心を見て己を分析し、考える。それが大切な時期です。私のような無名でどこの馬の骨かも分からないような人間が与えられる影響など皆無でしょうが、ここに残させて下さい。

 

 最後に、私達皆でこの苦境を乗り越えていきましょう。あなたなら大丈夫。素晴らしい人間ですから。

 

平穏な兎より